自閉症児育児日記_いくら事前準備をしても無理だった運動会_2019.9.28
自閉症と診断された息子の育児ブログです。
息子は、現在保育園2歳児クラスに通っています。
今回は懸念していた運動会を終えまして、タイトル通りではありますが、散々だった当日の様子を振り返りながら書いていきます。
目次
自閉症児育児日記~無理だった運動会の様子~
1年のうちで、一番苦手としているくらいのイベント”運動会”
練習の時点で嫌がっていたり、なかなか慣れてはくれませんでした。
本番前の事前準備
事前準備としては、
・過去の運動会映像を見せる ・当日の音楽を大音量で慣れさせる ・うるさい音を遮断するのにデジタル耳栓を購入する ・当日の流れを絵カードなどで事前説明する |
などを実行して、さらに当日泣かずに楽しく頑張れたら、動画で見て欲しがっていた「チャギントンのおもちゃを買ってあげる」と言い聞かせていました。
もので釣るのはいかがなものかと悩みましたが、これが効果的で一見落ち着いているようでした。
ほんとに、直前までは…。
運動会当日
息子にとって苦手なことだらけの運動会、やはり想像通りの結果になってしまいました。
それでも会場に着いた時は、はしゃいで走り回ったり意外に元気だったのですが、そこがピークでした。
いざ始まってからはグズグズでほぼ怒っていました。
にぎやかなこと、人がいっぱいいること、いつもと違う園庭の様子、大音量の音楽やピストルの音。
目で見る情報や耳に聞こえる音がたくさんあって、とっても疲れたと思います。
最初の行進からパニックで癇癪となってしまいましたが、いつも保育園で遊んでいるお気に入りのおもちゃを先生が持ってきてくれて、それで一旦落ち着いてくれたので助かりました。
その後は、家から持ってきたおもちゃは封印していたのですが、ばあちゃんが持ってきてくれていました。
それを渡して何とか待ち時間の間は乗り切ることが出来て助かりました。
「いかなーい!」
「ちがーう!」
「ダメー!」
「はなしてー!」
「あっち行くー!」
「やめろー!」
自分の出番の時は、主に上記の言葉を大きな声で言って、断固拒否状態でした。
去年の場合は、ずっと抱っこで終わりましたが、今年は手をつなごうとせずに逃げ出そうとして、それはそれで大変でヘトヘトになって帰ってきました。
しかも今年は夫が役員のため、私一人ですべて対応していたので更に大変でした。
私が帰りたくなりました・・・マジで。
息子は一度スイッチが入ってしまうとダメなので。。
いくら事前準備していても、聞く耳を持たない、受け入れない状態になってしまいました。
購入したデジタル耳栓も、買ってあげるといったおもちゃの写真を見せても、全く効果はありませんでした。
何度も言ってしまいますが、ほんとに直前までは落ち着いて、ちゃんと理解していたんですよ~!
当日の曲を聴くと言ったり、耳栓をやってみると言ってたり。。
種目については、行進と遊戯と親子団体に参加しました。
息子は最後の親子団体の時だけ、わけもわからず私と一緒に走りました。
お花を取ってきて、私がかぶりものをしていた姿がおかしかったのか、ここだけ笑顔が出ました。
まぁ、最後に少しだけでも楽しめたようなので良かったです。
というわけでドタバタで終わった運動会でした。
息子なりに、一日頑張りました!!!!
運動会の感想
自閉症児持ちの運動会参加はやはり大変でした。
来年は年少となって、親子一緒ではなくなるので、そこでまたどうなるか…未知です。
運動会は、息子以外も泣いてグズっている子もいましたが、やはり息子の癇癪や嫌がりっぷり、暴れようは、他とはちょっと浮いていたなぁと感じました。
同じ嫌がるのも、固まってしまう子と暴れてしまう子がいて
「固まってしまう子だったら、まだ浮いて見えないのにね~」なんて、ばあちゃんと話していました。
周囲は、きっと異変に気づいた人もいるでしょうね。
別に隠すつもりはないのですが、でも何だか見られたくないような、複雑な気持ちでした。
運動会については、息子が明らかに楽しんでいない運動会に参加させること自体考えたほうがいいのではないかと、つくづく思った一日でした。
(とはいえ、来年も真面目に参加してそうな気はしますが…)
運動会終わってからはずっとニコニコで、昼寝なしでぶっ通しで遊んで、海で砂遊びを1時間したり、とっても元気に過ごしました。
早めに眠ってしまいましたが、夜泣きが起こるかもしれませんね…。
苦手な運動会もなんとか終わったので、明日以降は落ち着いて過ごせますように。