【自閉症息子の課題】あやまれないこと、相手の気持ちを考えることの苦手さ

 

3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。

6歳息子は現在年長クラス。
保育所年長ともなると、お友達とのコミュニケーションによるトラブルが出てきました。

今回は、自閉症の「あやまること」「相手の気持ちを考えること」の苦手さが顕著に出た出来事があったので記事を書こうと思います。

他にも書こうと思っていることも多々あるのですが・・・
まずはこちらから、書き留めようと思います。

あやまるのは絶対イヤ!頑なな息子

保育所の連絡帳から、以下のような報告がありました。

 

お友達のレゴの邪魔をしてしまい、始めは「やっていない」と言っていたのですが「本当はやっちゃった」と言ってくれました。
「正直に言ってくれてうれしいよ」と、ここはGOODでした。

でも、あやまるのはイヤらしく「ゼッタイ(あやまるのは)ヤダ」ということでした。2回くらい言っていました。
がんこな面が見れてほほえましくなってしまいました。

もちろんごめんねが言えた方が良いですが、言葉だけ言っても仕方ないですもんね。
やっていけないことは分かっていたので、今日はヨシとしました。

 

おおーーー、ついに来たかという感じでした。

まず状況確認

なかなか保育所の事は聞かないと話してくれず、ましてやこういったイヤなエピソードの場合、すぐにシャットアウトしてしまうので、細心の注意をはらいながら聞き出さないといけません。

「今日はレゴで遊んだの?」
「なんかさー、連絡帳にお友達のレゴ邪魔したとか書いてあったけど、何しようと思ってたの?」

まず、そんな風に明るいトーンで尋ねてみました。

「えっとね、発表会ごっこでみんなが劇の真似をしていて、僕もやろうかなと思って、いろいろな色のレゴで雪を降らせてみたの」
「そしたら〇〇ちゃんが先生に言いつけたの」
「〇〇君も先生に言っちゃおうって言ってたよ」

息子が話してくれました。

 

それから私と息子のやり取りです。

母「息子君は遊びたかっただけだけど、〇〇ちゃんにはいたずらされてお友達が困っているように見えたのかな?」
息子「僕は雪を降らせてただけ。それなのに〇〇ちゃんが言いつけた。僕を悪者にしやがって!」
母「じゃあ息子君がそれは違うって言えば良かったんじゃない?」
息子「・・・」

それは言えないんだよね。

それが言えないから、コミュニケーションの問題を抱えるんだよね。。

お友達が困っていたかもしれないのも、相手の立場になって考えることが難しいから、出来なかったのだと思う。

そんな想像にもならなかったと思うんだ。

息子から話を聞いたあとの話

さてここで話を戻しますと、今回の件、保育士の対応がよろしくないのでは?ということに気づきます。

保育士以前に、まずはその告げ口をした女の子なのかな。

正義感が強い子なんだと思う。

もしかしたら、息子が障害児だから(カミングアウトもしているし)悪いことをしても分からない子、悪いことが分からない子とか思っているのかもしれない。

(カミングアウトしたことについては 「自閉症児育児日記_保護者の集まる場で配慮が必要な事をカミングアウトしたお話(詳細) 」の記事で書いています)

そしてそれを信じた保育士が、一方的に息子が悪いとして問い詰める。

まず、何でそうなったのか、聞かないんだなって。
息子の言い分を聞いてほしかったな。

そこがとっても残念に思いました。

「僕ね、すごくショックだったよ」

帰ってきてから話してくれた息子が最後に言った言葉。
その言葉に至るまでは「なんで分かってくれないんだ!!」と怒っていました。

聞いていて私も何だか悔しい気持ちになってしまいました。

いろいろ難しいことだらけだ。

今回のようなこと、言われてないだけで、もしかして他にたくさんあるのかもしれない。

 

今回は本当にあやまりたくなかったんだなと思う。

あやまれない特性というのは確かにあるんだけど、自分が悪くないって思っている場合にあやまるのは難しいよなー。

こういう時、あやまっておいた方がいいの・・・?

謝るスキル。
身についていくものなのでしょうか。

社会性の問題。
はじまってきた感があります。

息子の言い分、私の思いを伝えてみる

一応、保育所にこちらの言い分も言っておくかーってことで、連絡帳に書きました。

 

”絶対にあやまらない”については、時々ありますが、あやまることもあります。しかし今回は難しかったようですね。
自分が納得しないと、という部分もあります。

レゴのおじゃまをしたのは、本人には邪魔したつもりはなく
「みんなが発表会の劇をやっていたから、僕もレゴで雪を降らせていた。そしたら〇〇ちゃんが先生に言いに行った」
とのことだったようです。

こういう時に自分から説明などできるとよいのですが、言えないんですよね・・・
それと、これをしたら相手がイヤな気持ちになるという部分も、相手の立場になって考えることも難しく、今後の課題ですね。

今回は”やってはいけないこと”というのは気づけたかもしれません。
あやまることも徐々にですね。

自分の気持ちを伝えることも、特に外の場所ではしないかと思いますが、コミュニケーションの場で少しずつ
トレーニングしていければと思います。
ご報告いただきありがとうございます。

 

まぁまぁ長めに書きました。

やんわりと、なるべく角が立たないように伝えたつもりですが、書いたあとのノートを夫に見せたら
「うん、いいと思う。でも字が怒ってる」と言われてしまいました。

やっぱり少し怒っている気持ちで書いていたから、字に出ちゃっていたようです。
そんなつもりはなかったのですが。

保育所からの回答

さあ、どう出てくるのかなー。

と思いましたが、まぁ実にあっさりな回答でした。

 

お友達との遊びの中(じゃれあいの中)で楽しくなりすぎてしまう場面や言葉が少し強くなる部分はありますね。

相手の気持ちを考えることは、他の子供達の中でも課題になっていることではあります。
保育所での集団生活の中で少しずつ身に付けていってほしいと思います。

 

なんかなー。
思っていたような回答ではなくて。。

正論なんだけどな、、もう少し息子に共感してほしかったなというか。
息子の言い分も聞いてほしかったなという気持ちで、悔しさは残ります。(なぜか私が)

でも、もうこれ以上いいです。

いつの日からか、保育所には必要以上のこと求めなくなっているので。(もう少しで終わりだし)

今回のようなことがあったことは、しっかりと受け止めたいと思います。

さいごに思うこと

自閉症息子への対応。

難しい!ほんとに難しいです!!
教えていくこともたくさんあります。

この先、お友達関係のトラブルは多くなっていくかもしれません。

息子は家では怒りをぶちまけていますが、外では出ません。
我慢していること多いです。

だからこそ、些細な変化に気づいてあげられるよう、
どんなことがあっても、息子の味方でいてあげられるよう、私もどっしり構えて見守っていこうと思いました。

残りの保育所生活は、出来るだけ平和に過ごしてほしいな~。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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