自閉症児育児_保育所年中クラスお遊戯会の振り返りと感想

3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。

今年度(年中)が終わってしまいます・・・

というわけで今回は、急ピッチでお遊戯会の振り返り記事を書いていこうと思います。

自閉症息子の保育所年中クラスお遊戯会のこと

今年度のお遊戯会は、12月初旬に行われました。

私の精神状態も、ようやく今なら落ち着いているので、冷静になって記事が書けると思います(笑)

今回のお遊戯会については、運動会でのちょっとした体操で棒立ちだったので・・・嫌な予感はしてたんですけどね。

⇒ 自閉症児育児_保育所年中クラス運動会の様子(運動会の曲は好きだけど運動会は大の苦手)

でも、息子なりに頑張ったので!!
その頑張りを記事に残していこうと思います。

今年度のお遊戯会について

息子の保育所歴は長く、0歳児クラスから利用しているので、お遊戯会自体は5回目となります。
ただ年少クラスから転園しているので、今の保育所でのお遊戯会は2回目です。

昨年度のお遊戯会は、コロナの影響で保護者の参加は出来ず、DVD撮影で終わりました。

それはそれで、息子にとっては良かったかなと思う部分もありました。
(「 自閉症児育児‗今年度の年少クラスお遊戯会が終了!振り返りと感想 」の記事で書いております。)

そして今年度なのですが、コロナは続いているものの、運動会同様で規模を縮小しての開催となりました。

運動会は保護者1名までの参加でしたが、お遊戯会は保護者2名までOKとなりました。

というわけで、夫と私で参観に行ってきました。

お遊戯会の練習の様子

お遊戯会の練習は、運動会本番が終わってからすぐに始まりました。
練習期間は1か月くらいだったでしょうか。

以前面談の際に、息子は療育で1日休んだり遅刻したりがあるので、練習量的に大丈夫なのか?と質問した事がありますが「全体練習などは、皆が揃ったときに調整するので大丈夫です」とのことでした。

それと、練習量については全く問題ないと。

子供の覚えは早いっていうことですよね。

(覚えても踊らないうちの息子のパターンもありますけども!)←もうヤケクソ。

 

息子の場合は、曲、衣装、踊りの3つをまずクリアしないといけません。
練習の時点で、このどれかでもダメだとアウトです。

曲は、まあまあ気に入ったようです。
衣装も、オリジナルで作り込んだゴワゴワしたのはなく、普段着に近かったので問題なかったです。

そして踊りですが、基本「踊りたくない」子なので、ここはいつも苦戦します(笑)

「今日は〇〇のポーズをしました」
「今日は最初と最後のポーズはしました」
「今日は足踏みすることが出来ました」

そして最後には

「踊るところを決め込んだようです」と連絡ノートに書かれました。

”踊るのが恥ずかしい” というのが一番の理由だとは思うのですが、お遊戯会の話をしつこくすると、いつも怒られてしまうので実際はよく分からないんですよねー。

その後ですが、お遊戯会直前では「足踏みだけやるね」に変わってました。なぜか。

出来るのにやらない。これでいいのか。
いいんだな・・・私はどうしてほしいんだ?と、いつも葛藤します。

予行練習(DVD撮影日)

予行練習は、DVD撮影も兼ねていました。

先生からは「衣装の着替えから、全体通しての撮影はスムーズに撮影できました」「落ち着いて頑張りました」とだけ連絡ノートに書いてありました。

どんな様子だったのかは、実際は後日届くDVDを視聴すれば一目瞭然です。

最初に言っておきます。

息子、まさかの本番よりもグダグダでした(泣)
(こちらのDVDは、保護者全員に配られます。残ってしまうヤツだよー)

でも、息子の言っていた「足踏みだけするね」はあってました。

ほんとに最初の足踏みだけしている。。

カメラには映らないところで、先生が目の前で何かジェスチャーしていたのか、途中でニヤリと笑って下を向く場面も。

だいぶ余裕あるじゃないの!ってね、思ったり(笑)

お遊戯会本番(当日参観)

今年度は保護者が参観できるようになりましたが、クラス毎となったため、お遊戯室にギュウギュウに他クラスの保護者達はいません。

その点だけでも、息子的には良かったと思います。

「人がいっぱいいると緊張しちゃう」とも言っていましたから。

それでもやっぱり、大人がいっぱいいる状況は嫌がっていたので

「お父さんお母さん以外は、ジャガイモとかニンジンって思えばいいよ」と言ったのですが「何それー!」と言うばかりで全然効果はなかったですね。

大多数の保護者は、今日をワクワクしているんだろうなぁーと私はどこか遠い目。
ごめん、私は不安でしかなかったよ。不安というか心配?でね。

息子にとってのイベント(特に運動会やお遊戯会)は、楽しむものじゃなく頑張るものだから。

 

予行練習時のDVDは後でもらえるにしても、私は撮影するつもりではおりましたので、夫にビデオ撮影を任せました。

私は見ることだけに集中しました。

ステージの幕が上がって、私はこの日が初見なので、まず息子がどこにいるかから確認。
すると、偶然にも私から見て真っ正面の位置でした。

息子が私を発見し、少しニコッとします。

曲が始まり、この日も最初の足踏みはして、それ以降は・・・全く踊らずの棒立ちでしたー。

うん!棒立ち見るのも慣れたよ~!

それでも、移動するところ、ペアの子と手をつなぐところだけは出来ていました。
つまり、人が絡むところは出来ていたので、息子もここはやらないといけないというのは分かっている気がしました。

人には迷惑をかけていないはず。多分。。

息子は全部踊ってはいないけど、周りにいる子は、それが通常なのか見慣れているのか特に気にせずで。
女の子は、最後の時、気にかけてくれている様子もありました。

感謝したいのは、こんな息子にも、クラスの子達は皆優しく接してくれているみたいなんですよね。
そこがいつも救いだなって思います。

 

観覧中の私。

息子に対しては

緊張もあるよね。音も大音量で嫌だよね。
人もいっぱいいるし、いつもと違う環境になってるし嫌だよね。

と感じながら、それでも何とか息子に少しでも楽しんでもらいたくて、連れていったにゃんこ(にゃんこ大戦争)マスコットを手に持って

「にゃんこが応援してるよー」と念をこめて息子に見せていました。

それを見つけた瞬間だけは、笑ってくれました。(その余裕はあったみたい!)

 

息子の気持ち、いろいろ分かってあげようとするんだけど、なぜか途中で悲しくなってきちゃってね・・・

息子は息子で頑張ってるのに、、他の子が皆完璧すぎて・・・打ちのめされる感じで。

涙が出てきそうになるのを必死にこらえていました。
(息子は敏感なので、私の表情もばれないようにしていました)

上記の運動会の記事でも書きましたが、息子のクラス、レベル高いんですよ。
息子以外、誰一人踊ってない子がいないんですよ。

私はここにもプレッシャーがあったのかもしれません。

人と比べることなんてないのに。
それは頭では分かってるのですが、見たくなくても見ちゃった瞬間があり、そこで少し動揺しました。

(早く終わってくれ・・・)本気でそう思っていました。

その後、終わってからのことはTwitterで書いた通りなんですけど。

 

 

その日は本当に心が死んでいました。

息子が「頑張ったでしょ?」と言ってくるのもつらかったです。

でも翌日、立ち直りました。

 

 

息子なりに十分頑張っていたんですよ。

よく見ると、衣装のチクチクも何回か気にして触ってたり・・・我慢したんだなぁって。

本番は緊張もあっただろうし、予行練習(DVD撮影)はもっと気楽にリラックス出来てたんじゃないかな?とこの時は思ってたんですけど。

上記の予行練習のところでも書いたように、予行練習の方がもっと酷かったというオチでした。

お遊戯会終わってからの息子

お遊戯会が過ぎてからは、落ち着きを取り戻したというか、元気になりましたね。

もう踊らなくていいという安心感だったのでしょうか。

予行練習時のDVDは、年内に手元に届きました。
お正月休み中、家族全員で楽しめるようにと配慮されてのことでした。

たっぷり観る時間はあったものの、息子は今回のDVDは観たがりませんでした。

昨年度年少クラスのお遊戯会は毎日「観る」と習慣化されていたくらいなのに。

前回は前回で、同じく決まったところ(自分が気に入ったところ)しか踊らなかったというのはあるのですが、今回残念だったのが、前回よりも全然踊っていないこと。

踊りについては、体の発達で踊れるようなところも増えて成長してもいいはずなのに、なぜか前回より退化している。

そこはとても気になりました。

(楽しくなかったのかな)

予行練習のところだけを観るとそう感じざるを得ないのですが、DVDではそれ以外のオフショット的な練習の様子を撮った写真も流れました。

そこには、満面の笑みでペアの子と写ってる写真、全体写真でも同じく超笑顔の息子が!

結果、この姿を観られただけで、全てがOK!!!!という気持ちになりました。

さいごに感想をひとこと

最終的には「これでOK!」となったわけですが。

やっぱり思うのは、運動会と同じくお遊戯会も要らないかなー。
だって踊れなくても生きていけるし!もう究極そこに至るんですけども。

発達障害のお子さんお持ちの方も、このお遊戯系は出来ているお子さん多いんですよね。
でもうちは全くダメです。

息子の踊らない問題は、この先も根深い問題と思います。

踊るスイッチが突然入るかもしれないし、入らないかもしれないし。

その時その時の息子の気持ちに寄り添いながら、息子が少しでも”楽しむ”ということが出来ればそれでいいです。

まず参加出来ていることだけで、満点ですもんね!!

と言いながら、来年もきっと頭を抱えているかもしれません。
とりあえず今年度は終わったので!

もうしばらく考えません。

 

書けば長くなってしまう息子関連の記事。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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