自閉症児へ薬を飲ませるために我が家で実践している6つの方法

3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。

今回は、自閉症児の薬の飲ませ方についての記事になります。
実際に我が家で自閉症息子に薬を飲ませるために実践している方法を紹介していきます。

 

自閉症児へ薬を飲ませるために実践している6つの方法

小さい子どもに薬を飲ませるというのは、苦労されているご家庭も多いかと思います。

特に自閉症の子どもですと、こだわりが強く味覚も過敏なため、より嫌がる傾向があるでしょう。
一度嫌な記憶となると、頑なに拒否してしまうこともあります。

そこで今回は、自閉症の子どもに薬を飲ませるのに自閉症児を持つ我が家で実践している6つの方法を書いていきます。

はじめに

我が家には現在3歳半を過ぎた自閉症息子がおりますが、薬が処方されることが憂鬱になるほど、毎回薬を飲ませるのには苦労しています。

基本的に逃げ回っている息子に何とか薬を飲ませるために、やってみて良かった方法を紹介していきます。

最初に申し上げておきますが、自閉症息子は一般的な薬の飲み方は通用しません。

残念ながら息子には通用しなかったのですが…
一般的な薬の飲ませ方を、一案として参考までに書いておきますね。

 

■市販の服薬ゼリーに薬を混ぜる

息子の場合、ゼリーは大好きなのですが服用ゼリーだとすぐに違いに気づき、すぐに吐き出しました。

味もそうですが、食感も少しでも違うと通常のゼリーでも全く食べないものもあるので難しいです。
ちょっとした味の変化でも受け付けなくなるというのは、日常的によくあることです。

■赤ちゃんの場合はスポイトで飲む

奥の方に薬を押し込んですぐ飲み込みやすいようにします。

息子の場合、少しでも飲めるようにと薬局からご親切にいただいたのですが、そもそもスポイト容器自体を警戒して全く受けつけませんでした。

■甘みの強いものや冷たいものに混ぜる

・甘みの強いもの ⇒ チョコレートシロップ、ジャム、練乳
・冷たいもの ⇒ アイスクリーム、シャーベット、ヨーグルト、ゼリー

息子の場合、そもそもアイスクリームやチョコレートなどの普通に子どもが大好きなものを好まず…
ここでいうとゼリーしか食べられません。
ヨーグルトは離乳食時代はよく食べていましたが今は一切受け付けません。
(息子の中で何かがあったのでしょう…)

ちなみに余談ですが、お菓子はおせんべいは好きで何枚もボリボリ食べています(笑)

我が家で実践している6つの方法

それでは、我が家で実践している薬の飲ませ方6つを紹介いたします。

①味を調整する

粉薬の場合で、特に抗生物質は苦みが強い薬です。
オレンジジュースなどの酸性飲料と一緒に混ぜると、より苦みが増すため注意が必要です。

抗生物質の場合は、少量の水でさっと混ぜる程度にします。
混ぜすぎるとより苦みが増してしまいます。
少量の水にするのは、出来るだけ飲み切って飲み残しをなくすためです。

②ジュースに混ぜる

抗生物質以外であれば、ジュースに混ぜて分からない状態にして飲ませます。
注意していることは、見た目を変えないことです。

過去に一度、ピンクの粉薬をカルピスに入れて出すと「これはカルピスなの?」と警戒してしまったことがあるので、明らかにバレやすいことはしないべきです(笑)

③シロップに変える

粉薬は苦手なようですが、シロップだとまだ飲んでくれます。
ただしシロップ特有の甘みやとろみも苦手なようで、こちらも結局はジュースに混ぜることになります。

我が家は、かかりつけの病院を変更したのですが、現在の病院はシロップで処方してくれるので助かっています。
薬を処方してもらう時に、子どもが飲みやすい薬の形状に合わせて処方してもらえるか、医師に相談してみるのもよいかと思います。

④さっさと終わらせる

「早く飲まないとたくさん遊べないよ」などと声掛けをして、嫌なことはさっさと終わらせてしまいます。

時にはご褒美にジュースやお菓子をあげる方法もあります。
飲みっぷりが悪くどうしても飲んでほしい時は、ご褒美が格上げしておもちゃになる時もあります…。

⑤楽しい雰囲気にする

薬を飲むことは決して楽しくはないのですが(笑)

緊張や焦り、必死さが伝わらないように気をつけています。
無理強いはせず、時にはあきらめることも重要です。

我が家は、少しでも飲めたからOK!という時もあります。

⑥言い聞かせて納得してもらう

薬が上手に飲めた場合は、「上手に出来たね」とたくさん褒めてあげます。

「お薬飲んだから良くなるね」「これで元気に遊べるね」などの、ポジティブな言葉をどんどんかけていきます。
症状が良くなった後には、「お薬飲んだから治ったね」とフォローも忘れずにします。

薬の大切さを教えて、次に納得してスムーズに飲めるようにしていきます。

さいごに

自閉症息子への薬の飲ませ方、実践している6つの方法を書きました。

自閉症の子どもへの薬の飲ませ方として大切なことは、
・無理強いをしない
・不安にさせない
・苦手な部分は可能な限り配慮してあげること

であるかと思います。

飲む側も飲ませる側も、お互いにリラックスして無理なく薬が飲めるようになるといいですね!

 

これからどんどん年齢が上がると、今度は錠剤やカプセルといった処方も出てくると思います。
(錠剤は、体重20kgを超えてから処方されることが多いようです。)

その時はまた、より良い方法を考えていければいいなと思います。

 

自閉症児への薬の飲ませ方、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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