自閉症児育児_ガーゼなしでお昼寝、急な変化で不安定になる

 

3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。

息子は、現在保育所年少クラスです。
今回は、年少クラスで起こった出来事と息子の変化について書いていきます。

 

自閉症児育児:ガーゼなしでお昼寝で不安定になる

タイトル通りではありますが、息子は年少クラスでガーゼなしでのお昼寝が始まりました。

そしてそれと同じタイミングで、家での息子が不安定になりました。
一体何が起こったのか・・・詳しく書いていきます。

 

息子とガーゼの関わり

まず息子とガーゼの関わりですが、息子の一番のこだわり・執着といってもいいくらい、ガーゼとの関わりは深いです。

最初は乳児期に使っていたガーゼですが、息子はいつでも肌身離さず持ち歩いていました。
散歩行く時も絶対に手に持っていたり。

ガーゼを持っているだけでも安心するようで、特に癇癪時と寝る時には必要不可欠でした。

以前保育園でも、事情を説明してガーゼをいつも持たせていました。
ガーゼにまつわる事件は色々ありましたが・・・。

 

ガーゼにまつわる事件の記事はこちら
⇒ 自閉症児育児日記_保育園にガーゼを持っていかなくて先生に怒られた

 

今年度から新しい保育所。
新しい保育所でも、同様にガーゼはいつもバッグに入れて持たせていました。

ただ以前よりは執着がなくなってきていて、日中ずっと必要なわけではなく、寝る時だけ使用するということでスタートしました。

息子は最初は昼寝が出来なくて(そもそも寝るのが好きではないから寝たくないらしくて)
でもガーゼがあることで落ち着いて眠れるようになっていきました。

自分でバッグからガーゼを取り出して、自分で眠ることが出来ているようです。

ガーゼなしでお昼寝を始めたこと

保育所でガーゼなしでお昼寝を始めたことについては、突然始まりました。
そしてそれが事後報告でした。

息子と担任の先生だけで話が進められていました。
(これ問題ですよね!)

以前から「〇〇さん(年長クラス)になるから、3月からガーゼなしで寝よう」と息子に言っていたようです。

息子は「5歳になったら」と言っていて、その練習で3月からガーゼなしで寝ることに納得したようです。

 

先生側としても、ガーゼは触ってないし、置いてくると言ったり。
じいちゃんに家での様子を聞くと、家では使っていないと言われたりして。

問題ないと思ったらしいです。
(先生が、後の電話で話してくれました。)

保育所での様子

ガーゼなしでお昼寝を始めた初日は、ガーゼを気にして「(バッグ)見てくる」と見に行ったそうです。
でも次の日からは、気にする様子もなくという状態だったようです。

2週間ほど経った現在は、全く気にする素振りはなく、「頭の向きどっち?」と聞いたり、先生がトントンして「トントン久しぶりじゃない?」と言ってニコニコして眠ったりしていたようです。

 

1日目の連絡帳に、ガーゼなしの昼寝を始めたことが書いてあって、私は動揺しまくりでした。

息子がガーゼなしで眠れたことに対してはたくさん褒めましたが・・・
そんなに簡単にいくとは到底思っていなくて。

息子は言われたことは従うだろう。
でも大丈夫かな?無理してないかな?と思ったのが最初でした。

家での様子と変化

息子は外では頑張る子です。
その分無理して家では荒れて不安定になることも多々あります。

まさに私の不安は的中しました。

1日目の夜から、夜寝る時に大量のガーゼ(5枚くらい)を要求するようになってしまいました。
それが2週間たった今でも続いています。

ちなみに、ここ一年以上は家では日中も夜もガーゼなしで過ごしていました。

息子が家に帰ってきてからは、まず突然物を投げる、そして怒りっぽい。
これもガーゼなしでの昼寝を始めた日からでした。

 

そしていつも息子が言うこと。
「ちょっと寂しいの」「でも頑張るから大丈夫」

やっぱり無理していたようです。

息子が頑張るという以上は応援してあげたい気持ちと、無理してまで頑張らせることなのか?疑問に思う気持ちと半々くらいあって。

だいぶ長い時悶々としていました。

担任の先生へ質問と回答

不安定になってしまった息子を見て、私はどう動くべきか。

息子はガーゼがないと寂しい、お昼寝時には使わないけどバッグには入れておいてほしいと言いました。

とりあえず、保育所にお願いして今まで通りバッグにはガーゼを入れさせてもらうことにしました。

でもまだモヤモヤはずっと消えなくて・・・
まず療育の先生に相談してみることにしました。

とは言っても、もう解決してしまっているので事実を伝え、どうするべきだったのかをアドバイスしていただきました。

療育の先生は、息子にとってガーゼは安定剤のようなものなので、慎重にやっていく必要があったと言っていました。

ガーゼを布団に縫い付けるとか、ガーゼを徐々に小さくして手放していくとか。
本当に親身になって考えて下さいました。

療育の先生のアドバイスを息子に話してみました。

でも今更感があるのか、
「やらなくてもいいよ。頑張るから大丈夫だよ」と言われてしまいました。

 

というわけで特に何も変えずにはなったのですが、保育所には家での様子を伝えることにしました。

息子は外では問題なさそうに見える子。
でも無理してる部分があるんだよ、ということを知っておいてほしかったからです。

そして保育所に、
息子が不安定になったこと、家でのガーゼ要求がすごいことを伝えました。

そして、そもそも何故〇〇さん(年長クラス)になるとガーゼなしで昼寝しないとダメなのか?
単純に疑問に感じたので、質問を投げかけてみました。

 

提出する前の連絡帳を確認した夫が「なんか喧嘩口調になっていて怒ってる感じするよ?」と言うので、最後の文面を少し優しくしました(笑)

担任の先生からは、翌日すぐに電話がかかってきました。

いつも何か問題が起こり私が質問したりすると、朝のバタバタしている時に話されたりしていて。
今回は電話でしたね。

何かあえて証拠を残さないようにしているのかな?とか深読みしてしまいました。

 

先生に、家での息子の様子を話すと驚いていました。
保育所では全く問題なく思えてたので、まさか家でそんなことになってるとは思いませんでしたと。
(まぁそれが息子だからねぇ)

以下、先生にお願いしたこと。

・ガーゼなしでお昼寝することについては、息子も頑張ると言っているし応援してあげたいから変わらずでよい。
・息子は変化が苦手なので、今回のように何か変化が起こる出来事は、必ず事前に連絡してほしい。
・場合によっては療育の先生に相談したり、家での声掛けもしていきたいので、事前に連絡するのは徹底してほしい。
・息子は外で頑張るけど、家では反動で荒れやすいことも知っておいてほしい。

 

担任の先生は、
「今回は事前に連絡しなかったことについては申し訳なく思います。反省です。」
と言っていました。

今回は息子も受け入れてしまったから、問題には感じにくいですよね。

でも実際は「先生に怒られちゃうかな?」と気にしたり、先生には従わないといけないとか思ってたりするんですよね~。

 

先生との話し合いが出来て、とりあえずは一件落着?しました。

でもあとになって気付きました。

質問の答え聞いてないじゃないの!!

「そもそもなぜ〇〇(年長クラス)になるとガーゼなしで昼寝しないとダメなのか?」
一番聞きたかったのに!!!

・・・誰か教えてくれませんか?(笑)

さいごに思うこと

ガーゼなしでのお昼寝、息子なりに頑張っているので、様子を見守りたいと思います。

ちょっとしたことで不安定になりやすいので、これからも息子の些細な変化を見逃さないように見ていきたいです。

今回の件で、私は「普通」ということについて、これでもかというくらい考えさせられました。

〇〇クラスになったらガーゼなしの昼寝、良いきっかけになるけど、なくす必要はあるの?
仮にガーゼなしでの昼寝が「普通」に合わせる価値観の押し付けだったら嫌だなと思いました。

多数派に合わせるのが普通なの?

この先、息子が普通になりたいというのなら別だけど、普通に合わせることに苦痛が伴うなら、私は必ずしも「普通」という価値観を押し付けたくはない。

息子にとって過ごしやすいものが「普通」でいいのだから。。

普通のレールに乗らなくてもいい。
周りの理解と世の中の仕組みが追い付いてないと生きづらいとは思うけど・・・

普通じゃないことに劣等感を抱くことなんてない。

「普通に合わせなくてもいいんだよ」と私は息子に言いたい。
そしてそういう人が一人でも多く増えてくれる世の中であれ!

・・・そうは言っても。

私達が住んでいる日本は同調圧力が強い国。
薄々感じてはいたけれども、とっても生きづらい国だよな~。

それでも生きていかなくてはいけないから、皆で力を合わせて頑張っていくしかないですね。。

最後は持論多めになってしまいました。
失礼しました。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です