自閉症児育児日記_保育所の入所式(在園児)での息子の様子

3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。

 

自閉症児育児:保育所入所式(在園児)での息子の様子

新年度になり、息子は年中クラスになりました。
先週の入所式を終えて、元気に登園しています。

今回は、先日の入所式(在園児)に参加した当日の様子を振り返ります。

 

昨年度は転園して初めての入所式を終えました。
そんなドキドキの入所式当日の様子も過去記事で書いています。
⇒ 自閉症児育児日記‗新しい保育所の入所式と息子の様子‗2020.4.4

 

入所式に向けての準備

息子は以前保育園で0歳児クラスから入園していて、入園式・入所式は実は5回目のベテランです。

とはいっても、イベント自体が苦手な息子にとっては苦行です。
それは0歳児クラスの入園式からすでに拒否が出ていて、年々ひどくなっていく事態でした。

新しい保育所での昨年度の入所式、無事に問題なく終えたようには感じていましたが、それでも事前準備は入念にしないとなと思いながら。。

入所式が近づくと、さりげなく声かけや準備を始めました。

声かけ

まず事前の声かけですが、実は声かけが一番伝わりづらい気がします。
イメージがしづらいというのもありますよね。

あまり長々とは言わず「お母さんと行く」「すぐ終わる」など簡潔に伝えました。

でもいつも返ってくる言葉は「にゅうしょしき、いかない」「いきたくないきもち」でした・・・。

当日着る洋服

ここが一番今回難関でした。

着ていく服を完全に拒否したのは今年度初めてでした。
元々嫌がっていて年々怪しいとは思っていたのですが、とうとうやってきてしまいました。

このことはTwitterにも書きました。

 

 

フォーマル風の服ですが、まずYシャツがダメになった昨年だったので、襟付きの着やすいトップを買い直しました。

下のズボンも、昨年からより着やすい動きやすい(暗めの色のズボン)に変えました。

息子は成長障害で低身長なので、サイズがいつまでも持ちます(笑)
それをいいことに、私も何も変えずにいこうと思っていたのですが、それが甘かったです。

 

当日拒否があってはいけないと、着ていこうとしている服も全て息子に見せました。

すると、トップ、ズボン、カーディガンまで全て拒否でした。
「黒は怖い」「可愛くない」と言って怒り出し、衣装ケースの服を全部ばらまかれました。

そこから家に今ある服で何とか提案するものの、結局無地なのはダメだったり、そもそも暗いシックな色の服をあまり持っていなかったりで候補になる服もなくて。

「じゃあ、一緒に買いに行こう」

ということで、新たにグレーのカーディガンを買ってきたわけです。

でもそのままでは「ん~なんか・・・」と言っていたので、お気に入りのワッペンをつけて、ポケットにはミッフィーのワッペンを忍ばせるという方法でOKしてくれました!

自分が選んだものは着てくれるから、これが一番いいのです。

続いて中のトップスとズボンは・・・

グレーや白系の普段着になりました。

ひと悶着あった洋服選びですが、最終的に決まったコーディネートで参加出来たので良かったです。

入所式当日、息子の様子

そしていよいよ入所式当日を迎えました。

当日は、嘘でしょ~?というくらいのザアザアの雨・・・。
息子は雨に一滴でも濡れると大騒ぎになるから、心配事がひとつ増えました。

でも今回の雨は大丈夫でした。

大丈夫だったのは、お気に入りの消防車の傘があったからです。
消防車の音が鳴ったり先端がピカピカ光る傘なのです。

「傘さしていく!」と、息子にとっては重そうで前も見えなくなっているけど・・・息子が意気込んでいたので傘をさしながらゆっくり歩いてクラスに向かいました。

 

新しいクラス、新しい先生。
2日間は日中過ごしたこともあって、全く抵抗なくクラスに入っていけました。

今回はコロナウイルス対策で、保護者は1人のみ参加で、式もクラス毎で放送が流れて進める感じでした。

式が始まる前まで時間があり、クラスのお友達は絵本を読んでいる子がいたり、お友達同士お喋りしている子がいたりでした。

息子はというと・・・

まず自分がどの席に座るのかで戸惑っていました。
ちょうど私が真後ろに立てる場所に(半分は私が促して)座りました。

リラックスし過ぎているのと、ソワソワ落ち着きないのと半々くらいでした。

ちょこちょこ何かにつけて後ろを振り返り、私に話しかけてきます。

「お母さん、帽子被ってきたの〇〇(自分の名前)と〇〇ちゃんだけだったよ?」と突拍子もないことを言い出しまして。

しかも息子は声が大きいから、相槌うちながら私は苦笑いでした。

いやいや、過去の入園式・入所式が、固まるとか帰るモードとかになるだったので、まさかこうなるとは想像しておらず。

「前を向いて話を聞く」
ということを教えていませんでした。反省です。

ザワザワしている雑音の中から、ご機嫌な時の奇声も聞こえてきたっけ。。

名前を呼ばれた時には、「はーいっ!」と大きな声で返事が出来ました。
これは素晴らしかったです!!

 

今回はクラス毎に進めていて、主要な話が終わって、全体終了の「待ち」時間が発生しました。
そんな中で、急遽保護者の自己紹介なんてあったもんだから大変でした。

私、自己紹介というのが苦手で・・・。
というよりは人前で話すことが大嫌い。人見知りもすごいから。

自己紹介といっても皆さん自分の子どもの名前を言って、よろしくお願いします!と言って終わりだったので楽でした。

 

私のバッグには息子の大好きなミッフィーを忍ばせていきました。
安定剤です。

息子がミッフィーを好きなことを知っている子達が寄ってきて、可愛い可愛いと触りに来る。
ミッフィーでつながる。これがいつもの光景なんだろうなと思いました。

 

無事に式が終わって退散です。

人が少なくなった頃に私と息子も教室を出ます。
すると、隣クラスで入所式終えた同じ療育に通っているママさんに会えました。

息子は話が長くなるということが分かっているから、すぐ「帰ろう」攻撃になるのですが、今回は少し待つことが出来ました!

お兄さんになったね~。

私も療育ママさんと少しだけお話することが出来て良かったです。

 

さいごに

というわけで、今年度最初の大きなイベントが無事に終わりました。

当日着ていった服は、珍しく脱ごうとはせずにずっと着ていました。
来年も同じコーディネートかな??
サイズがいけそうならそうなるかもしれません(笑)

今回は、お友達と関わる様子も少し見られたり(うんうんと話を聞いていた!)クラスに馴染んでいるような息子の姿も確認出来て良かったです。

 

ひとつひとつ。
経験したことが成長につながっているような気がします。

今年度も、新しいクラスと新しい先生で、また楽しい思い出が出来るといいです。

年中にもなると、出来ていないことに目を向けがちだけど・・・
とりあえずは息子が毎日元気に楽しく過ごしてくれればいいです。

一緒に頑張っていこう!

 

以上、保育所入所式の振り返りでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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