自閉症児の成長記録<4歳1か月の症状と気になること>
3歳半で自閉症スペクトラムと診断された息子の育児ブログです。
今日は、息子の4歳1か月の振り返りをしていきます。
目次
自閉症息子4歳1ヵ月:症状と気になること
またまた長くなる予感ありありです。
記事内の表現は、父=夫、母=私となります。
習慣的な行動
※日々の成長記録を含みます。
保育所
- コロナ休園中は連日のように「保育所は行かないよ、泣いちゃうから」と言う
「泣いてもいいんだよ」と言うと、泣くのは恥ずかしいみたい - 保育所は「お友達いっぱいいるから泣いちゃう」とも言う
「人が少ないところで遊べばいいよ」と言うと少し落ち着いてくれた - 保育所再開後の初日、保育所行かないと寂しそうに何回も言う→夕方実家に迎えに行くとニコッとして寄って来て「〇〇(息子の名前)泣かなかったよ遊べたよ」と報告してくれた
☆再開後の初日の様子⇒ 自閉症児育児日記‗1カ月ぶりの保育所、慣らし保育の続き2日間
- 保育所お昼寝初日、頑なに寝ないと言い先生に抱っこしてもらい寝る→2日目にして自分で眠る
- 登園渋るも何だかんだで楽しく過ごして頑張ってくる
- 保育所帰ってきてからの過ごし方が、以前の保育園とは違いのびのび過ごしている(以前の保育園では帰ってきてから動画観てぐったりだった)
- おならと一緒にうんちが出てしまったのかお尻を手で触って「うんちついてる?」と聞く
うんちついていたようでお尻とパンツズボンを洗って帰ってきた(パニックにならず良かった) - 朝の合同保育は、他に泣いている子がいて冷静になり落ち着いて登園出来た(立ち尽くして手を振るだけだったのが寝そべってブロックを独り占めして遊んでいた、ブロックではパトカーと消防車を作ったと教えてくれた)
- 保育所の登園、小声だったが挨拶まで出来た
- 合同保育でクラスの子(〇〇くんと覚えていた)にブロック取られて泣いたが、切り替え出来てミッフィーパズルで遊んだことを教えてくれた
療育
- 療育施設での避難訓練実施、事前に知っていたようで登園を渋る
- 療育の課題、”シーツゆりかご” は怖いと言ってやらない
- お弁当の日は眠くなっちゃうから嫌だと言う
- 夜寝ないことについて療育の先生がイラストで説明してくれた(夜早く寝ないとお父さんお母さん悲しくなる、夜早く寝るとお母さんニコニコ嬉しいの2枚のイラスト、お母さん泣いてしまうイラストは「お母さんには見せないで」とばあちゃんに強く言う)
☆イラストを見た息子の様子⇒ 自閉症児育児日記‗個別療育(6/3)と集団療育(6/4)の記録
遊び
- トトロの再現をして「起きろー!」と父を起こす
- こどもちゃれんじのはてな君、「1のテーブルに」「2のテーブルに」運ぶという指示が出るが、1に届けたかったりして「1は~?」と怒って出るまで何回も押す
- クマノミマスコットをスマホカメラ越しに登場させてケラケラ笑う
- パトカー、消防車おもちゃは箱入りのままお店屋さんが始まり、新たな再現遊びが開始する
- 新幹線カードを綺麗に並べてお店屋さんごっこする
(こまちは大好きで注文してはダメと決められている) - 自宅でクレヨンでお絵描き、母がパンダを書くとパンダは嫌いだからと消される
- ミッフィーのお絵描きは母のあと父に描かせてブッブーと消していた
- お気に入りのゲーセン再開し、新幹線ゲームだけ6回やった
- 再開したお気に入りの公園では、他のお友達がたくさんいて順番こですべり台を行う
(息子は遠慮するタイプだから言えずに何度か抜かされる) - 緊急車両セットをどこでも持ち歩き砂場では埋めて楽しむ
- チャギントンの荷台に、別部屋にある赤青の積み木を持ってきてはめると見事にピッタリだった
お風呂
- 「クラウンパトロールカー持ってきて」「お母さんなんで(持ってくるの)遅いの?」と言われる
- 母と入り新幹線水鉄砲の水入れが甘くうまく出てこなくて、失敗と言って癇癪→もの投げる→「お母さん失敗嫌だお父さんと入る」と母をあがらせる(「お母さん悲しくなっちゃう」と言うと、「お母さん明日入ろうね」と言ってくれた)
就寝時
- 夜寝るのは相変わらず遅いが、スケジュールボードの力も借りながら、切り替えうまく行動できている
- ミッフィーを抱きしめて寝る
- 「真夜中」という単語を言うと割とスムーズに寝てくれた(真夜中は皆静かになる、車も走ってない、お父さんが来てしまう←これが一番効果あった)
衣類・着替え
- うんちでオシッコが油断して出てきてしまい、服も足も床も濡れてパニックを起こし「交換する~」ときかなかった
- 帽子はまたかぶらなくなってしまった(”帽子かぶらないと散歩に行かない”が通用しなくなってしまった)
- 帽子は飛ばされてしまうのが心配で嫌がる
トイレ
- 外出先のトイレを嫌がり出来るだけ我慢している(場所によって拒否するトイレもある)
- 外出先のトイレ、自分からトイレと言って完璧に出来た(失敗していないトイレの場所は覚えているのかも)
- オシッコするのにおちんちんがはりついて、母があたふたしてたら自分でさりげなくはがして助けてくれた
- 保育所のトイレでウンチ初成功出来た(オシッコは失敗することもあるが自分で行けている)
食事・料理
- とうもろこしご飯が一時的に復活(1週間ほどでまたダメになる)
- お菓子は抵抗なく食べる、テイクアウトのいちごアイスにトッピング、ひしもち初挑戦で美味しいと言い食べる
- カプリコ(いちごのみ)はまって食べていたが、ある日頭部分にチョコで顔が書かれているのを発見し、それから食べなくなってしまった
- 焼そばは、チルド焼きそばをあげるようになってからいつもの冷凍やきそばまで躊躇して拒否するようになった
- 冷凍焼きそばは、キャベツ食べて歯が痛いと言ってからそのメーカーのものは食べなくなった(別メーカーのとカップ焼きそばなら食べる)
- ファミレス(ガスト)がお気に入りで(むしろそこしか行かない)カレーライスとコーンスープを食べた
- 三色団子を食べたいと言う
- 玉子焼き食べたいと言う→食いついて自分でフォークで食べようとして口に持っていき、ニオイかいだ瞬間「あ、やっぱり食べないこれじゃない」と言って拒否
- 久しぶりに冷凍からあげチキンを食べてくれた
- 動画観てスパゲティ食べたい→口開いたがニオイ?で「これじゃない」と拒否
- いちごドーナツ食べるようになったが、つぶつぶ部分は要らないと仕分けする
- 懐かしい四角いキャンディグミ(駄菓子)にはまる(オレンジ→黄→緑→赤の順で食べる)
動画・歌・絵本
- しまじろうDVDを見ていて「女の子かわいいね」と言うと「〇〇ちゃん(以前保育園で仲良しだった女の子)みたいにかわいいね」と言う
- 「TOON BLAST」アプリスタートする。クリアすると星がもらえて宝箱あけてアイテムもらえるのが楽しいみたい(クリア出来ないと嫌みたいで、途中から父へ替わる)
自閉症的な行動
※日々の成長記録を含みます。
感情
- 怒りっぽい日が続く
- ところどころで「お母さん怒った、怒ってる」と言われた(母の顔色が気になるみたい)
- 夜寝る前、もっと遊びたいと怒り出す→「母が怒ってる」と言う→「怒る」と言う→もの投げる→ニコちゃん耳当てで叩く→急に大声出す
(落ち着いている時は、ありがとう・どういたしまして・ごめんなさい・ごちそうさまが言えてコミュニケーション取れるが、怒ってる時は何言っても怒る)
- 母がニコニコしていると怒らないことに気づく・・・
- 実家に迎えに行くと、本当に嬉しそうにしていて「〇〇はお母さんが来てくれてとっても嬉しい」と言う(本当は寂しいだろうに、いつも見えなくなるまで見送ってくれる)
- 寝る時にニヤニヤ笑いだすので何か聞くと「お母さんニコニコしてて嬉しい」と言う
- 寝る前突然涙流してグスングスン「保育所行かない泣いちゃう」「さみしい。お父さんお母さんいなくて悲しい泣く」と言って本当に涙を流した(お仕事の日は嫌だと、泣きながら涙浮かべながら寝てしまった)
- 遊びたくて2階で寝ると言う→ダメだと言うと、怒って泣いて光るボールを「自分でやる!」と投げて落ち着いていた
- 何かのスイッチでもの投げ始まる(母の何かの指示がカンに触った?)
大声で怒る→母に怒られて怒る→もの投げる(「怒るの好き」とまで言う)→抱っこして落ち着いて布団で母がニコッと笑うと喜んで安心して寝た - たっぷり遊んだ翌日の朝、相当楽しかったようで朝起きてからも言っていた
- 眠くて不機嫌になる→落ち着かせるのに抱っこすると、涙流して泣いてしまい不安定になった
- 「はさみチョキチョキ危ないからね」と父が注意しただけなのに、ほっぺ膨らませて悔しそうにしていた
- ビー玉ツリーを床バシャーンして、ダメだと言ったらダメじゃないと怒って「立てて遊ぼうね」と言ったら「それでいい」と言われた
- 奇声のあと「お母さん耳痛い?」と聞いてきた(お母さんニコニコしているのが一番だと言う)
- 寝る前の歯磨き後→お水飲む→お皿洗うの一連の流れがあった
- 寝る前になって「何か食べる」と言い出す(急に怒る、静かに怒る→「怒った時はボールでしょ!」とキレ気味に言われる)
言葉
- カンタ(byトトロ)の「ブーン、しらね」のセリフを気に入り何回も再現(エコラリア)
- 突然「パラリンピック」「男性」「女性」と言う(動画で気に入ったらしい単語だった)
- 「大きくなったら何になりたい?」→「何にもならない」と言う
- 成長障害負荷試験で4時間くらいの拘束、注射は泣かずにお利口さんにしていてくれた(看護師さんに慣れてくると「ベロレ(最近はまっていてベロレは車らしい)」を言う)
- 言い間違いが面白かったのか「おうちって言ったらウンチ?って言って」と言われる(言葉のクレーン)
- 「お父さん1人で買い物行ってきて、〇〇とお母さんは家にいるからね」(母も買い物に行きたかった・・・)
- 母のいない時じいちゃんばあちゃんに「お母さん大好き」を6回くらい言っていた(お父さんは ”怖い” から ”好き” に昇格)
- 「お腹すいて死んじゃうよ」「しばない(死なない)」という会話で、母が「しばない」との言い間違いに笑うので喜んで「しばない」と言う
- 「もうすぐお腹すくよ」と言い出し、父にせんべい持ってくるように頼んで「あジュースもね」と人使いが荒い(母のを見て学んでいる?)
- 現金払いの話を夫婦でしていて「お金ない」と言うと「じゃあカレーライス買わなくてもいいよ」と言って優しかった
感覚過敏
- 中古で買ったチャギントンの汚れをすぐに見つけた
- お風呂後にウンチして「お風呂入ったのに洗えない」と気にしたのでお尻洗った(お尻の拭きが甘かった時から、お尻のニオイを嗅ぐようになった)
- 粉薬は甘すぎるのが嫌いと吐き出す
- 虫(ジーンと鳴くクビキリギス)が窓にへばりついていて音がうるさくて気にする→耳当てして音から離れた階段のところで絵本見る→母へも耳当てを強要→父が退治すると安心した
- 寝る時に珍しく車が通ってなくて静かだった時、静かすぎるのも嫌がった
- はんこをやると手が汚れてすぐ洗うと言う
記憶
- 実家につばめが入ってきてしまったことを思い出し、何で入って来たのか理由を納得いくまで聞いてくる→「つばめさん来ないでー!」と叫ぶ
- 生まれた時のことや赤ちゃんの時のことを知りたがる(お腹切って血いっぱい出てフラフラになって知らない人の血を分けてもらったこと、先生や看護師さんお父さんも助けてくれたことなどを話した)
- 長いはしご消防車を見て「これ買った時何で犬飛び出してきちゃったの?」と聞いてくる(国道で突然犬が飛び出してきて母がびっくりして大声出したことを覚えていて、一緒に思い出す)
- 地震はなぜ起こるか?を聞いてきて、話の流れで東日本大震災のことも話した(帰れないお家があり、もう一つのお家があることも話した)
- 過去の地震で父が慌てて抱っこしたことを 「昨日」と言ってタイムスリップ現象が起きていた
☆タイムスリップ現象の関連記事 ⇒ 突然過去の出来事を思い出すタイムスリップ現象、自閉症息子の場合
- スーパーでガーゼ落としてしまったことを思い出して話す(何でガーゼ落っこっちゃったの?→眠ってしまって手から落としてしまったと話す)
- お風呂でラピート水鉄砲遊んでいる時、どこで買った?と聞かれて考えていると「ローソンだね」とどこで買ったかを全部記憶しているっぽかった
行動
- タイヤ交換が気に入り、ご機嫌で車の周りを走り回ったり、トトロの「とったー」を何回も再現したり興奮気味だった
- 母が「緑が一番好き、青は2番目に好き」と言うとスーパーボールを探して持ってきてくれた
- チャギントン(ウィルソン)のおもちゃ、箱に入れる作業も楽しんでいた
- 思い通りにいかなくて怒り、じいちゃんの眼鏡を冷蔵庫に隠した
- パトロールカー組み立てるおもちゃ、うまくはまらなかったり取れたりで母のせいにした
- 公園で少し大きい女の子2人を見つけて「あっちいくの」と喜んで周辺をグルグル回っていた
- 昼寝の寝起き最悪で久しぶりに癇癪起こして、車のドリンクホルダーを破壊した
- ガチャガチャのタコを横一列に綺麗に並べる
- 実家から持ってきたブロック、パトカー、白バイ、はしご車、ショベルカーをふすまドア端のところに定位置に並べて遊ぶ(これは順番変えると怒った)
- ラグがめくれたのが気になり直す
- 父母の区別がすごい(お父さんはブッブーお母さんは正解、お父さん来ないでお母さんと2人で遊ぶ、これはお母さんの分とドーナツ注文を拒否、お父さん下手お母さん上手などどいう)
- 散歩に行くと落ちているゴミが気になる
- せんべいが家の床に落ちて「これ食べられる?」とすぐ聞く
- お風呂入る、歯磨きするの切り替えがうまくいかない時アラーム効果あり(アラーム音を嫌がって焦り出す←やりすぎは注意)
- 実家の庭で散髪を行う(子供用バリカン)
- バイバイハ逆さバイバイになっていることも多い
- 夜寝る前にミッフィーケーキ見ると聞かなくて「1回見るだけそしたら歯磨きして寝る」と提案すると意外とスムーズにすんなりいけた
- 散歩をすればブロックなどに座り込んで「おうちまで競争」「あ、ずるーい」のやりとり(=再現遊び)に付き合わされる
- スケジュールボードの保育園絵カードをぐちゃぐちゃに塗りつぶす新保育所のことかと思ったら「〇〇保育園(以前保育園)つかまった、〇〇〇〇(苦手だった子)がいるところ」と言っていた(執念深いね~)
- 冷蔵庫の取っ手にトミカ3台並べておいて、それが冷蔵庫開けても見事に落ちないフィット感(空間認識能力が優れている?)
- 懐中電灯遊びをやるのに「今のおもちゃ片付けてから」と言うと素直にやってくれた(「疲れてないからしまえたよ」と言う)
- 散歩でお墓の前を通ると必ず他人様の丸い墓石をさわる(いつもお断りを入れてさわらせてもらってます・・・ありがとうございます)
- とんぼが店内の石の上で数匹死んでいるのを見て行く度に気にして「かわいそう」と同情する(なんでここに?と気にするから説明がいつも大変)
こだわり
- 実家ならやきそば食べる、自宅ならアイス食べるなどの場所のこだわりが出てきた
- 実家で同じミッフィーを買って大興奮、全部持ち歩いて実家⇔自宅行き来する
- ピアノは赤いピアノ、置く場所は母の部屋と指定する
- はんこが入っていた袋は、水玉柄で丸があるから捨てないでと言われる
- 実家の帰り、母は助手席に座りミッフィーはシートベルトして後部座席で息子の隣に、自宅に着いたら「お母さんは赤いの確認してから降りる」と言われ…何かと思ったら赤いのは発煙筒のことだった
- 食卓イスはいつも母が座るところに消防署を置き、母がそこに座ると怒られた
- 自動シャボン玉(消防車)のケースを捨ててしまって要求されて慌ててゴミから回収する
興味
- タイヤ交換にはまりタイヤ、工具、作業工程どれも気に入る
- 「ピアノたいこやりたい」「ピアノやってみたい、続けられる」と言う、「もうやらないよって言わないよ」と言う
- ピアノ教室の写真見せると「行かないよ」と言ったが、療育みたいに短くやって帰ってこれると言うと「いいよ」と言った
- ピアノが届き組立完成した日、自分から2回も触っていた
- 懐中電灯気に入って、部屋を真っ暗にして光をずっと追っていた
- 「消火する」と言って床に水を垂らすのを喜んでやる(うがいした後、床に向けてバシャーしたのはさすがに注意した)
振り返ってみての感想
この1か月もいろいろ起こりました。
後半で保育所が再開して通常保育となり、何とか毎日頑張っていけている感じです。
慣れるまでにはものすごく時間のかかる子で、もうしばらくは注意した見守りが必要だと感じます。
気持ちの不安定さもまだ若干残っているような気もするので、引き続き気にしながら見守っていこうと思います。
いつも長々となってしまうのを何とかしたいと思ってなかなか出来ず・・・
読みづらい文章になってしまい申し訳ありません。
少しでも参考になるようでしたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。